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  • 【IFRS情報】 IASB、確定給付制度の会計処理の改善を提案
    2010年05月07日


     国際会計基準審議会(IASB)は5月7日、IAS第19号「従業員給付」の修正を提案する公開草案を、一般のコメントを募集するために公表しました。

     

     この提案は、事業主が年金や雇用後医療給付などの長期従業員給付を提供する、確定給付制度の会計処理を修正するものです。確定給付制度では、事業主は、コスト増加や生じ得る投資運用成績不振のリスクを負担します。
     この修正は、次のことを企業に求めることにより、IAS第19号の欠陥に対処しています。


    1.これらの給付を提供するコストの変動見積額のすべてと、制度資産の価値の変動のすべてを、即時に会計処理すること(「回廊」アプローチの廃止と呼ばれることが多い)
    2.これらの給付のコストの異なる構成要素を明確に区別する新しい表示アプローチを使用すること
    3.確定給付制度から生じるリスクについて、より明瞭な情報を開示すること
     

     この提案は、厳格で包括的なデュープロセスに従って開発されています。ディスカッション・ペーパー「IAS第19号『従業員給付』の改訂に係る予備的見解」がコメント募集のために2008年3月に公表され、150通のコメントレターが送られました。この審議会は次に、コメントを検討して提案をさらに精緻化するために13の会合を持ち、広範な利害関係者(IASBの従業員給付ワーキンググループを含む。)にインプットを求めました。この審議会とスタッフは、すべての利害関係者の見解が考慮されるように、コメント期間中にさらにアウトリーチを行う予定です。

     

     この公開草案の紹介として、IASB議長David Tweedie卿は次のように述べました。
    「IAS第19号は我々の前身機関から引き継いだものであり、年金会計の総点検は延び延びになっていた。この提案が採用されれば、年金債務の透明性と比較可能性が大きく改善されるだろう。我々は現在、2011年の最終基準公表を目指し、本提案をさらに精緻化するために、利害関係者からのインプットを求めている。」

     

     公開草案「確定給付制度」は、2010年9月6日までコメントを募集しています。公開草案は、5月7日からwww.iasb.orgの' Comment on a proposal'セクションを通じてアクセス可能です。
     

    この提案のハイレベルの要約であるIASB「スナップショット」も、IASBウェブサイト:http://go.iasb.org/pensionsから無料でダウンロードできます。

     

    専門的な内容に関する問合せ先:
    Andrea Pryde, Technical Manager, IASB
    telephone: +44 (0)20 7246 6491, email: apryde@iasb.org

     

    参照ページ
    https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/iasb/ed/comments20100429.jsp

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